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【IT初心者向け】サーバ仮想化とは?サーバ仮想化の概要をわかりやすく説明!

サーバ仮想化とは

近年、仮想化という言葉をよく耳にします。これは、現在主流となりつつなるクラウドに用いられている技術の一つです。

サーバ仮想化は、そのクラウドを実現するための重要な仮想化手法でもあります。そのため、サーバ仮想化について理解することは、話題となっているクラウドを理解することにもつながるのではないでしょうか。

そこで本記事では、サーバ仮想化の概要として、「サーバ仮想化とは?」「メリット・デメリット」や「サーバ仮想化の適用シーン」について説明していきます。

サーバ仮想化とは?

サーバ仮想化とは、1台の物理サーバにおいて、ソフトウェアを用いることで複数のOSやアプリケーションを動かすことです。

そもそも、なぜサーバ仮想化をしないといけないのでしょうか。

従来のシステムは、サーバが何個もありそれぞれのサーバ内で1つのOS上で複数のアプリケーションが起動しているといった形態でした。しかし、近年サーバの高性能化により、1つのサーバ内のOSの占有率が2割程度で済むケースが出てきました。これでは、サーバの余った領域が大変もったいないです。
そこで生まれたのが、1台のサーバ内に複数のOSが起動させられれば、サーバが少なくて済むだろうという考え方です。つまり、資源の効率化につながるということです。

では、以下のような形態はいかがでしょうか。

1つのHW上の1つのOS上でアプリが複数起動

確かに一つのハードウェア(HW)上に複数のアプリケーションが動いています。
しかし、これではPCと同じ形態です。例えば、WindowsであればWindowsOS上でWordやExcelが動いているようなものです。もちろんMacのアプリは動かせません。
つまりこの形態では、OSとアプリケーション、アプリケーション同士の組み合わせが悪いとうまくHWが作動しないということになります。

以下のようなサーバ仮想化であれば、アプリケーションに適したOSを導入しているため、HWが正常に作動しますし、資源も効率化されます。

1つのHW上の複数のOS上のアプリが起動

サーバ仮想化のメリット・デメリット

資源の効率化という話がありましたが、ほかにもサーバ仮想化には以下のようなメリットがあります。

● 各アプリケーションに専用のOSが使える。

● 仮想マシンの移動、コピーが容易にできる。

● 環境を迅速に準備できる。

前述したとおり、仮想サーバ上ではOSを複数搭載することができるので、そのOSで起動できるアプリケーションを利用することができます。
また、仮想サーバ上の「仮想ハードウェア(OSごとに割り当てられたCPUやメモリなど)+OS+アプリケーション」を仮想マシンと呼びますが、この仮想マシンは仮想化ソフトウェアによってファイルとして管理されています。そのため、ほかの物理サーバへの移動やコピーが容易にできるのです。

ただ、メリットだけでなくデメリットもあります。

● リソースの競合が生じる。

● 物理サーバ停止の影響が大きい。


複数のOSを搭載したサーバ仮想化ですが、もちろんそれぞれの仮想マシンの処理のピークが重なると、物理サーバのリソース(CPUやメモリなど)の競合が起きてしまいます。
また、従来は各業務につきサーバを用意していたものが、サーバを仮想化すると複数業務を1つのサーバ上で処理することになります。そのため、物理サーバが停止してしまうと、その分業務への影響も大きくなってしまいます。

サーバ仮想化の適用シーン

サーバの仮想化はどのようなシーンで使われるのでしょうか。

サーバの統合

サーバを統合する目的は大きく2つあります。

1つ目は、IT投資を効率化することです。直接的な効果として、統合することでサーバ台数が減ります。また、間接的な効果として、統合するにあたって、まず社内のサーバを見直すことになります。それによって、「実は使われていないサーバがあった」なんてことも考えられます

2つ目は、コンプライアンスの強化です。先ほど同様、社内の環境を見直した際、セキュリティの管理が杜撰なサーバが見つかることもあり得るからです。

既存システムの延命

既存システムにおいて、ハードウェアを新調したとき古いOSも買い替えなければならないことが多いです。なぜなら、OSが古いということはハードウェアを動かすドライバも古いからです。
ところが、サーバを仮想化させるとサーバ仮想化ソフトによって、「ハードウェアを古いハードウェアに見せる」なんてこともできます。それにより、古い既存のシステムも動かすことができるのです。

クラウドの基盤

冒頭でもお話しした通り、仮想化というのはクラウドに用いられる技術です。中でも、サーバはシステムの基盤ですので、サーバの仮想化はクラウドを構築する上での基盤として使われます。

まとめ

仮想化技術は、近年ますます主流になりつつあります。
本記事では、その中でもサーバの仮想化に焦点を当てて説明しました。

今後の記事では、その他の仮想化技術、例えば仮想ネットワークや仮想ストレージ、仮想マシンなどについても投稿していきます。
ぜひ、そちらもご覧ください!