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【完全版】ポート番号一覧|TCP・UDPの代表的なウェルノウンポートを総まとめ

TCP/UDPポート番号一覧

TCP/IP通信では、様々なポート番号に対して通信が行われています。そのため、TCP/UDPとポート番号やプロトコルの対応を理解しておくことは非常に重要になります。

そこで今回の記事では、TCPとUDPで使われている代表的なポート番号を一覧でまとめてみました!
冒頭では、そもそもTCP/IPやUDPってなんだっけというところから簡単に説明していますので、IT初心者の方にも勉強になるかと思います。

この記事で分かること

●TCPとUDPの代表的なポート番号

●TCP/IP、UDPとは

【結論】代表的なポート番号一覧

ウェルノウンポート

ポート番号は、標準で定められているウェルノウンポート番号、ベンダー独自で定めているレジスタードポート番号、ユーザが独自で使える任意のポート番号に分かれます。
ウェルノウンポート番号とレジスタードポート番号は、ICANNという組織で管理されています。

以下は、0~1023が該当する代表的なウェルノウンポート番号の一覧です。

TCP/UDPポート番号プロトコル名どんなときに使う?
TCP20ftp-dataファイルを転送するとき(実際のデータ用)
TCP21ftp-controlファイルを転送するとき(接続のコントロール用)
TCP22ssh暗号化して安全にリモート接続(ログイン)するとき
TCP23telnetリモート接続するとき(暗号化なしの古いタイプ)
TCP25smtpメッセージ(メール)を送信・転送するとき
TCP43nicnameドメインやIPアドレスの登録情報を検索するとき(Whois)
TCP/UDP53domainドメイン名(URL)をIPアドレスに変換するとき(DNS)
UDP67dhcps端末にIPアドレスを自動で割り当てるとき(サーバー側)
UDP68dhcpc端末にIPアドレスを自動で割り当てるとき(クライアント側)
UDP69tftp認証なしでサクッと簡単なファイルを転送するとき
TCP80http暗号化なしでWebサイトを表示するとき(普通のホームページ)
TCP110pop3メールサーバーからメールを受信(ダウンロード)するとき
TCP113authユーザーの身元確認(認証)を行うとき(Identサービス)
TCP/UDP137netbios-nsWindowsのネットワーク内でパソコンの名前を解決するとき
UDP138netbios-dgmWindowsのネットワーク内でデータをまとめて送受信するとき
TCP139netbios-ssnWindowsのネットワーク内でファイルやプリンタを共有するとき
TCP143imap4メールをサーバー上で管理しながら読むとき(スマホで便利)
UDP161snmpネットワーク機器の状態を監視・管理するとき
UDP162snmp-trapネットワーク機器に異常があったときに通知を受け取るとき
TCP179bgpルーター同士でインターネットの経路情報をやり取りするとき
TCP389ldapネットワーク上のユーザーや機器の情報を一元管理するとき
TCP443https通信を暗号化して安全にWebサイトを表示するとき(現在の主流)
TCP445microsoft-dsWindowsでファイル共有やフォルダ共有を直接行うとき(SMB)
UDP520rip小規模なネットワークでルーターの経路情報をやり取りするとき

【おまけ】実務でよく見かける「登録ポート」も紹介

1024番以降のポートも、実はよく使います。エンジニアなら「あ、あれね!」と気づきたい代表的なものを集めました。

  • 1433: SQL Server(データベースへの接続用)
  • 3306: MySQL(こちらも超有名なデータベース用)
  • 3389: リモートデスクトップ(Windows画面を遠隔操作するとき)
  • 8080: HTTP代替ポート(Web開発のテスト環境でよく使う)

TCP/IPとは

TCP/IPは標準プロトコル群

TCP/UDPのポート番号を説明する前に、まずTCP/IPってなんだっけというところから説明します。

TCP/IPとは、今日のネットワーク通信における標準のプロトコル群のことです。
TCP/IPでは、プロトコルを4階層に分けています。一番下層の第1層から、「ネットワークインタフェース層」「インターネット層」「トランスポート層」「アプリケーション層」です。

TCP/IPモデル

TCP/IP自体もプロトコルです。IPはインターネット層に、TCPはトランスポート層に属しています。

TCP/IPプロトコル階層とは
【初心者向け】通信プロトコルTCP/IPとは? IT初心者にとって、分かりにくいだろうと思われる用語の一つである「プロトコル」。 中でも、TCP/IPプロトコルは有名でよく聞く...

また、TCP/IPと似たプロトコル群にOSI参照モデルというものがあります。これについては、以下の記事で詳しく説明しています。

OSI参照モデルとTCP/IPの違い
OSI参照モデルとTCP/IP階層モデルの違いを分かりやすく解説! ネットワークの勉強をしているIT初心者の方、よくこんな風に思うことが多いのではないでしょうか。 「OSI参照モデルって通信を階...

TCP/IPトランスポート層のUDP

TCP/IPプロトコル群におけるUDPとは何でしょうか。

上図にもあるように、TCP/IPにおいて、UDPはトランスポート層の役割を果たします。トランスポート層では、通信を行うアプリケーションを識別する機能を持っています。

同じトランスポート層である、TCP/UDPの違いも簡単に下にまとめました。

TCP/UDPの違い
機能ユースケース
TCP通信の開始・終了でホスト間のコネクションを確立信頼性の求められる通信
UDPコネクションの確立なし性能(通信の速さ)が求められる通信

TCP/UDPとポート番号の関係

TCP/UDPが属するトランスポート層では、通信するアプリケーションを識別します。その時に利用するのが、ポート番号です。

例えば、ホストAとホストB間の通信を考えます。ホストA→ホストBへ、TCPセグメント(トランスポート層のデータ単位)が送られます。まず、ホストA⇔ホストB間の通信の確立が行われます。
通信の確立が終わり、「ホストBへデータを送って大丈夫だ」となると、TCPはヘッダのポート番号を参照して、該当のアプリケーションへデータを渡します。このとき、ヘッダのポート番号が80番だとHTTP、25番だとSMTPといった感じで識別しています。

このように使われるのがポート番号です。そのため、TCP/UDPとポート番号、対応するプロトコルを知っておくのは非常に重要です。

まとめ

今回の記事で、TCP/IP、TCP/UDPとは何か、そして代表的なポート番号は何があるのかお分かりいただけたのではないでしょうか。

ポート番号をすべて覚える必要はありませんが、よく使われるポート番号というものはあります。それらは覚えておいたほうがいいかもしれません。(情報処理試験でも知っている前提の問題がありますので)