みなさん、こんなこと思ったことはありませんか?
- 「あの人の周りってなんであんなに人が集まるの?」
- 「あの人ってなんであんなに友達多いの?」
- 「というか自分友達少なくね、、、」
誰もが人に囲まれて生活したいですよね。「一生一人でいいや」と言う人はいないはず。
人気者になりたいですよね。
でも、こうも思いませんか?
- 「あの人は昔からコミュ力があるんだよ」
- 「人が集まるかどうかは性格で決まってるでしょ」
たしかに、僕も諦めていました。でも、違います。
人気者には人気者である理由があります。そして、それは後天的に身につけることができるのです。
その方法を知り、日々努力することで人は変われます。良好な人間関係を築けば、幸せな人生を送れます。
私は今回読んだ、「他人とうまくやっていく」という本で、コミュニケーションにおいて大事なことを学ぶことができました。
この記事では、この本を読んで私が学んだこと、感じたことをお伝えし、
「周りから好かれたい!」と感じている方々の一助になれればと思います。
相手に自分が重要な存在だと思わせる
そもそも、人間が一番興味があることはなんでしょうか?
家族でしょうか?お金でしょうか?仕事でしょうか?
実はどちらでもありません。
人間が一番興味があるのは、自分自身です。
誰もが一番自分のことが大事なはず。そうであれば、まずは相手を大事にしてあげましょう。
では、どのようにしたら相手に自分が重要な存在だと思わすことができるでしょうか。
方法①「本音で褒める」
「褒めるの苦手、、、」という人、多いのではないでしょうか。私も苦手です。
でも、それはなぜでしょう。
それは、嘘っぽく聞こえてしまうかもしれないと思っているからではないでしょうか。
そうであれば、嘘に聞こえないように本音で褒めましょう。
その際の注意点はこの4つ。
相手の行動、外見、持ち物を褒める
決して、自分のことを話してはいけません。
相手は私たちのことよりも、自分自身のことが大好きなのですから。
相手の名前を呼ぶ
上述したように、私たちは自分自身のことに一番興味があります。
ということは、自分の名前にすごく敏感なのです。名前を呼ばれないよりは、呼ばれたい人の方が多いはず。
カクテル効果という言葉がありますよね。パーティの雑音が多い中でも、自分の名前がどこかの会話で出ていたら聞こえてくる、といった現象です。
そんな雑音の中でも自分の名前が聞こえるくらい、私たちは自分のことに興味があるのです。
どこが、なぜいいのか説明する
「Aさんってホントすごいよね!いつも頑張ってる!だから、次の仕事もお願いしてもいいかな??」
褒めてくれているようだけど、嘘っぽくも聞こえます。
ポイントは、「何が、どういいのか」をしっかり褒めてあげましょう。
「Aさんってホントすごいよね!いつも頑張ってる!何がって、この前の企画斬新なアイデアで面白かったし、プレゼンも分かりやすかったんだ!練習してたんだろう?だから、次の仕事もぜひお願いいてもいいかな??」
このように、具体的に何がどういいのか言ってあげると、褒めても嘘だとは思われないと思います。
第三者に伝える
意外に嬉しいのがこれです。なぜかというと、第三者から、
「Bさんが君のこと褒めてたよ!!」
と言われると一気に信ぴょう性が増しますよね。
好かれたい本人に直接良い言葉をかけるのではなく、第三者に伝えても意味ないような気もします。
しかし、その第三者が本人に伝えてくれた時には効果絶大というわけです。
方法②聞き上手になる
みなさんは、相手から一方的にペラペラ話す人と仲良くなりたいと思いますか。
私なら嫌です。うざいです(笑)
よくいるのが自分の話ばっかりする人です。苦労話ばかりする上司や、愚痴ばかりのガールズトークなんかはその典型ではないでしょうか。
それでも、聞いてあげないとその人との関係は良くなりません。では、どんな聞き方をすればいいのでしょうか。
それが、「アクティブリスニング」です。これは、相手の言ったことを繰り返したあげることです。
例えば、
Aさん「今日、上司にめっちゃ怒られてさ~。まじ会社辞めたいわ。」
私「会社で大変なことがあったんだね、、、」
これだけでいいです。
決して、
Aさん「今日、上司にめっちゃ怒られてさ~。まじ会社辞めたいわ。」
私「いやそんな会社辞めた方が良くない?」「私ならもっとこうしてたな~」
など、自分の意見を話してはいけません。
なぜなら、相手は話を聞いてくれていると思うことで、自分が大事にされていると思いたいのですから。
方法③ありがとうを言う
「感謝が大事だ」
頭ではわかっていても、果たして効果があるのか、、、
しかし、感謝の重要性は先人たちが口をそろえて言ってることを考えると、間違いないはずです。
注意すべきは、「はっきり聞こえるように伝える」ということです。
伝わらない感謝ほど辛いものはありません。しっかり伝えて、お互い幸せになりましょう。
方法④相手の名前を覚える
繰り返しになりますが、相手が一番興味があるのは自分です。名前を呼ばれるのは嬉しいものです。
では、どうやって覚えたらいいのか。語呂合わせでしょうか?メモでしょうか?
メモは最初のうちはいいでしょう。でも、相手もうれしくて自分も覚えやすいのは、繰り返し名前を呼ぶことです。
名前を呼ばれすぎて嫌になることはありません。
「初めまして。Cさんっていうんですね。よろしくお願いします。ところで、Cさん、今朝の記事見ました?あの件について、Cさんの見解聞かせてくださいよ。」
といった具合です。
これらのような方法で、相手を大事に扱うことができます。ぜひ、日々試して幸せに近づきましょう。
話が面白い人になる
話が面白くない人の周りには、あまり人は集まりませんよね。
では、どうやったら話が面白くなるのでしょうか。これも4つ説明します。
方法①相手の話をさせる
話していて面白い人というのは、自分の話ばかりする人でしょうか。
先ほどもありましたが、そんな人うざいですよね(笑)
実は、話し終わって面白かったなと思えるのは、相手が面白い話をしてくれたときではなく、自分の話ができたときなんです。
であれば、目一杯相手に話させてあげましょう。その際は、アクティブリスニングを忘れてはいけません。
方法②オープン型の質問をする
オープン型の質問とは、「なぜ?」「どうやって?」「どのように?」などの質問を指します。
逆に、クローズ型の質問とは、「はい」や「いいえ」で答えられる質問のことを指します。
つまり、クローズ型の質問を続けると、これは尋問です(笑)
オープン型の質問で、相手にいろいろ話させましょう。
方法③笑顔
個人的に一番大事だと思うのが笑顔です。
「なんか僕と話してて面白くなさそうだな」
と思う時に自分の顔、1回鏡で見てください。めちゃくちゃ怖い顔してませんか?
僕の周りで人に好かれる人は、やっぱりいつも笑顔です。笑顔で笑って話しましょう。
方法④相手の批判や意見はいったん受け入れる
誰かと話していると、どうしても批判されたり意見されたりすることがあります。
そんなときに、
「嫌、でも私はそうは思いません。自分のやり方を通します。」
とすぐ言い返しても関係が悪くなるだけです。
どんなに意見されても、いったん受け入れましょう。反発するとしても、
「あなたの言う通りかもしれません。でも私は~」
という具合のほうがいいのではないでしょうか。
まとめ
私が特に強力だと感じたのは、
- 相手の名前を呼んであげる
- 聞き上手になる
ということです。
初対面の人でも名前を呼ぶことで、グッと距離が近まります。逆に、名前を呼んでくれる人とは仲良くなりたいとも思います。
聞き上手に関しては、相手のお話に集中することがすごく重要だと感じます。
「この人は自分の話をきちんと聞いてくれるし、興味を持ってくれている」
こう感じさせることで、周りから好かれたり、信頼を得たりすることができるのでないでしょうか。
私たち人間のコミュニケーションには、「返報性の法則」というものがあります。
これは、人はされたことを相手にし返す、というものです。周りに人の集まる重要な存在になりたいのなら、まずは自分が誰かを重要な存在だと思わせてあげましょう。
自分が幸せになりたいのなら、まずは誰かを幸せにしましょう。
- 本音で褒める
・相手の行動、外見、持ち物を褒める
・相手の名前を呼ぶ
・どこが、なぜいいのか説明する
・第三者に伝える - 聞き上手になる
- 「ありがとう」を言う
- 相手の名前を覚える
- 相手の話をさせる
- オープン型の質問をする
- 笑顔で接する
- 相手からの批判はいったん受け入れる
「他人とうまくやっていく」
アラン&バーバラ・ピーズ[著] 藤田美菜子[訳]