情報処理技術者試験

基本情報技術者試験(FE)のおすすめ勉強法と参考書を紹介!

基本情報技術者試験のおすすめ勉強法

 ITに関する基礎資格といえば、基本情報技術者試験ですよね。IT業界への就職のために取得を考えている方や、IT業界へ入社後に会社から取得するよう言われている方、たくさんいるのではないでしょうか。

 そこで今回の記事では、大学時代IT未経験だった私が、約3か月の勉強を経て基本情報技術者試験で8割ほど得点できた勉強法を紹介します!
 これから取得を考えている人の参考になればと思います!

基本情報技術者試験とは?

  基本情報技術者試験とは、ずばりIT人材としてのキャリアの登竜門的な試験です。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)によると、以下の人を対象とした試験となっています。

【対象者像】
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

(出所)IPA(独立行政法人情報処理推進機構)

 つまり、ITに関する基本的な知識を問う試験ということですね。また、以下の図からも様々なIT資格の中でも、基礎的なベースとなる資格であることがわかります。

基本情報技術者試験の受験までの流れ

試験日程・試験方式

 2021年6月現在、基本情報技術者試験の日程は、年度の上期・下期に実施されています。

 試験方式は、CBT(Computer Based Testing)方式のため、日本各地のテストセンターのPCで受験する方式となっています。そのため、上期・下期それぞれのある一定期間内で受験日を選択して受験しなければなりません。

 試験方式は今後も変更される可能性もあるので、その都度IPAのホームページをご確認ください。

申し込み方法・受験料

 CBT方式による受験では、プロメトリック株式会社(SG、FEのCBT方式による試験実施業務の委託先)が運営するWebサイトにて受験申込を受け付けています。詳しくは、IPAのホームページに記載があります。

 受験料は、CBT方式でもこれまでと変わらず5,700円です。クレジットカード決済や、コンビニでの支払いが可能です。

基本情報技術者試験の問題構成と出題内容・配点

 基本情報技術者試験の問題は、午前・午後に分かれています。試験時間、問題形式、出題数は以下の通りです。

午前午後
試験時間150分150分
出題形式多肢選択式(四肢択一)多肢選択式
出題数
解答数
出題数:80問
解答数:80問
出題数:11問
解答数:5問

  出題内容は、大きく「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」に分類されています。そして、それぞれの中からさらに出題内容が分類されています。

出題内容

【テクノロジ系】
◆基礎理論
◆コンピュータシステム
◆技術要素
◆開発技術

【マネジメント系】
◆プロジェクトマネジメント
◆サービスマネジメント

【ストラテジ系】
◆システム戦略
◆経営戦略
◆企業と法務

 それでは、午前・午後それぞれどのような問題が出るか説明していきます。

午前

 午前問題は、知識を問う4択問題です。基本的な用語の説明や計算が主な問題です。用語の意味を覚えていたり、計算の仕方がわかっていたりした解ける問題ばかりなので、ある程度勉強すれば合格ラインにいけます。また、選択問題なのでわからない問題でも、必ず選択肢のどれか選ぶようにしましょう。

 配点は、各1.25点の100点満点です。

午後

 午後問題は、技能を問う選択問題です。基礎知識を活かし、文章題から解答する形式です。また、午後問題は11問のうち5問の選択で、「情報セキュリティ」と「アルゴリズム」が必須問題になっています。この2問は替えが効かないので、爆死しないよう勉強を進めましょう。

 11問のうち、得意な分野を作っておくと気持ちがだいぶ楽になります。普段の勉強から、「この分野は意外といけるかも」というのを意識して、その分野を伸ばしていきましょう。

 配点は、情報セキュリティが20点、アルゴリズムとプログラミング言語が25点ずつ、それ以外が15点×2問の100点満点です。

基本情報技術者試験の合格点と合格率

 午前・午後ともに、60点以上で合格です。特に、午後問題は大問ごとに配点が違うので配点が大きい大問でいかに得点できるかが鍵となります。

 合格率は、約25%です。誰でも簡単に通る試験ではないことがわかりますね。ただ、基本情報技術者試験は全く勉強していない人からある程度勉強している人まで幅広く受験されています。そのため、きちんと勉強して過去問を解いている人からすると、もう少し合格可能性はあがるのではないしょうか。

 合格率の詳細もIPAのホームページに載っているので、ご参照ください。

私のおすすめ勉強法

 ここからは、午前約9割、午後約8割得点することができた私のおすすめ勉強法を説明していきます。

りょうのレポート

1か月目:インプット+午前の過去問

 試験問題を解くには、まず知識をインプットしなければなりません。1冊自分に合う参考書の内容をインプットしましょう。並行して週1,2回は過去問を解きましょう。基本情報技術者過去問道場を使えば、無料で何年分もの過去問を解くことができます。そうすることで、参考書の内容も定着しますし、どんな内容が問われやすいのかわかります。このとき、どの問題を間違えたのかまとめておきましょう。復習に役立ちます。


2か月目:午前の過去問中心+午後の過去問

 ある程度参考書のインプットが終わったら、あとはひたすら午前の過去問を解きましょう。さらなる知識の定着に役立ちます。また、80問解かなければいけないので、集中力を保たせる練習にもなります。

 また、午後の過去問題にも触れておきましょう。午後は文章問題なので、午前以上に練習が必要になります。

3か月目:午後の過去問+苦手分野の克服

 ここまで来たら、午後の過去問題をひたすら練習しましょう。ただ、練習する中で「この分野苦手だな」というものが出てくるはずです。選択で避けられる分野なら良いですが、必須問題で避けられない場合もあります。
そんなときは、その分野に特化したテキストを勉強してもいいかもしれません。私の場合は、アルゴリズムが苦手だったのでアルゴリズムの参考書を一通りやりました、、、


まとめ

 基本情報技術者試験は、基本的な内容しか出題されません。なので、参考書と過去問をある程度学べば必ず合格するはずです!

 私の場合は、基本情報技術者試験の勉強の前にITパスポートを取得しました。難易度は低いですが、基本情報技術者試験と被る内容もありますので、レベルが高すぎる人はITパスポートから挑戦するのもおすすめです。

 このブログでもどんどんIT技術を説明していくので、これから基本情報技術者試験を目指す人の一助になれればうれしいです!

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